有機農産物の日本農林規格に適合「ジーファイン水和剤」250g
商品の特徴
- 各種作物のうどんこ病に優れた予防効果と治療効果を併せ持つ殺菌剤です。
- 「植物保険薬」として、殺菌作用ばかりでなく、作物の栄養補給にもなる画期的な薬剤です。
- 有効成分が植物や病原菌に効率よく接触するように製剤化されてます。
- 作用機作から病原菌に耐性がつきにくく、EBI剤耐性菌にも有効です。
- ミツバチに対する安全性が高く、訪花活動への影響も認められていません。
- 有効成分の炭酸水素ナトリウム、無水硫酸銅は食品添加物として認可されており、安全性は実証されています。本剤は有機農産物のJAS(日本農林規格)に適合した薬剤です。
ジーファインについて
ジーファイン水和剤が病原菌に散布され、菌糸や胞子の表面に付着すると、ナトリウムイオン、銅イオンが菌のなかに取り込まれます。病原菌はナトリウムイオンの影響でイオンバランスをくずして正常な活動ができなくなります。
また、銅イオンは、病原菌の生命維持に必要な呼吸系の酵素の働きを阻害します。
その結果、病原菌が生きられなくなったり、菌糸や胞子の増殖が抑えられたりして、病気の治療や殺菌の効果が表れます。
ジーファイン水和剤は、炭酸水素ナトリウムと銅が油膜でコーティングされ、それぞれが効率的に働くpH(水素イオン濃度)に調整され、病原菌のなかに取り込まれると、高い効果が得られるように工夫されています。
有効成分の炭酸水素ナトリウムと無水硫酸銅は、食品添加物として認可されているものです。(炭酸水素ナトリウムは重曹の化学名称。食品添加物や医薬品として使われます。無水硫酸銅は微量要素補給のため、新生児用の粉ミルクに添加されています。)
また、ジーファイン水和剤は、殺菌剤として利用されるとともに、炭酸水素ナトリウムは植物が光合成を行う原料として、また、無水硫酸銅は植物の栄養素として有効に使われ、残留することがありません。
適用病害と使用方法
サンクリスタルとの混用で更に効果アップ!詳しくは弊社ウェブサイト(※http://www.savegreen.co.jp/info/teck.htm※)をご覧ください
上手な使い方
- たっぷり・ていねいに散布
本剤は病原菌と接触することにより優れた効果を発揮します。十分な量を丁寧に散布してください。 - 定期散布
うどんこ病の密度が高いときは、7~10日を目安に数回の定期散布を行なってください。 - 薬剤の溶かし方
本剤は水中に沈みにくく、また少量の水で希釈すると発泡しますので、必ず所定量の水に本剤を撹拌しながら加えるよう、 散布液の調整は下記の要領で行なってください。(発生する泡は炭酸ガスですので特に危険はありません)
注意事項
- 病害の発生初期から予防的に散布してください。なお、多発生の場合は効果が劣ることがあるので、所定範囲の高濃度で使用してください。
- きゅうり、スイカ、メロンに使用する場合、幼苗期の散布は薬害が生じるおそれがあるので、中期以降に散布してください。
高温時、極端な低温時、湿潤状態が長時間続く場合の散布は、薬害の症状が激しくなることがあるのでさけてください。
連続散布は、葉の周辺が黄化したり、硬化することがあるので、過度の連用をさけてください。 - レタスに使用する場合、高温時や結球開始以降の薬害が発生しやすい時期の散布では、炭酸カルシウム水和剤を加用してください。(クレフノン:基準濃度100~200倍)
- 非結球レタスに使用する場合、収穫葉展開以降の散布は汚れを生ずることがあるので注意してください。
- パセリに使用する場合、生育が緩慢な時期には汚れを生ずることがあるので注意してください。
- チンゲンサイに使用する場合、収穫葉展開以降の散布は薬害を生ずるので使用をさけてください。
- かんきつに使用する場合、薬害(スターメラノーズ:不整形の黒点斑)軽減のため炭酸カルシウム水和剤を加用してください。(クレフノン:基準濃度200倍)
- かぶ、非結球アブラナ科葉菜類に使用する場合、薬害を生ずるおそれがあるので注意してください。
- 散布量は、対象作物の生育段階、栽培形態および散布方法に合わせて調整してください。
ジチオカーバメート系殺菌剤(アントラコール水和剤、ジマンダイセン水和剤、ジマンレックス水和剤、ダイファー水和剤、ビスダイセン水和剤、ペンコゼブ水和剤、リドミルMZ水和剤、ロブジマン水和剤など)との混用、近接散布は効果・薬害の点で問題があるのでさけてください。 - 水産動物に影響を及ぼすので、養殖池等周辺での使用は十分注意してください。
- 適用作物群に属する作物またはその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
- 誤飲・誤食などのないよう注意してください。
- 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないように注意し、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
- 散布液調整時および散布の際は保護眼鏡、農薬用マスク、手袋、長ズボン、長袖の作業衣などを着用してください。
- 本剤は吸湿しやすいので、開封後長期間の保存はさけてください。
- 使用前にはラベルをよく読む
- ラベル記載以外には使用しない
- 小児の手の届くところに置かない
- メガネ着用
- マスク着用
農水省登録 | 有効成分 | 性状 |
---|---|---|
第19687号 | 炭酸水素ナトリウム46.0% 無水硫酸銅30.0% (銅水溶性塩(PRTP・1種207)銅として12.0%推定) |
類白色水和剤粉末45µm以下 |
毒性 | 魚毒性 | |
普通物 | C類(原体) |