昆虫行動制御剤「コルト顆粒水和剤 100g」
1) 新しいタイプの殺虫剤
昆虫の行動を制御(吸汁・歩行・飛翔・定着を阻害)するこれまでにないタイプ(IBR)の殺虫剤です。
2) 抵抗性を持つ害虫に有効
既存薬剤に対して感受性の低下した害虫に対しても有効です。
3) カメムシ目害虫・チャノキイロアザミウマ防除に効果的。
アブラムシ類・コナジラミ類・カイガラムシ類・チャノキイロアザミウマなどの害虫に対して特に有効です。
4) 即効的な摂食阻害作用。
速やかに吸汁行動に影響を及ぼし、高い摂食阻害作用を示します。
5) 天敵に優しい。
天敵類への影響が少ないため、IPMでの活用に適しています。
コルト顆粒水和剤の登録内容
2024/08/28付で、ズッキーニ、ヤングコーン;アブラムシ類4000倍が追加されました。
コルト顆粒水和剤の注意事項
・石灰硫黄合剤、ボルドー液等のアルカリ性の強い薬剤との混用はさける。
・散布量は、対象作物の生育段階、栽培形態及び散布方法に合わせて調整する。
・本剤は植物体への浸透移行による効果は弱いので、かけ残しのないように葉の表裏に十分散布する。
・ぶどうの幼果期以降に使用する場合は、果粉の溶脱を生じるおそれがあるので注意する。
・西洋なしの品種ル レクチエでは落花後から袋かけ前までの散布については果実に薬斑を生じるおそれがあるので使用をさける。
・おうとうに使用する場合、果実に汚れを生じるおそれがあるので注意する。
・ミツバチに対して影響があるので、以下のことに注意する。
1)ミツバチやその巣箱及びその周辺にかからないようにする。
2)受粉促進を目的としてミツバチ等を放飼中の施設や果樹園等では使用をさける。
3)関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努める。