ビール酵母細胞壁に含まれるβグルカン(多糖類)の作用により、植物が本来持っている力が活性化され根がぐんぐん伸びます。
ぐんぐん伸びる根の特徴
作物が病害に侵され細胞が傷つけられると、病原菌の侵入を阻止するために「Endo-β-1,3-グルカナーゼ」という酵素を出し、菌を攻撃します。
それにより壊された病原菌の細胞壁を「グルカン断片」といい、これが植物の受動態(レセプター)にはまり込むことで、植物は「病気にかかった」と自ら判断し、「ファイトアレキシン」と呼ばれる抗菌物質を産出します。
これにより植物が病気と闘う力を高め、病害の蔓延を抑制します。
また、それにより植物の生理が活性化しホルモン(主にオーキシン)が内生することで発根を促し、根の活性が高められます。
「ぐんぐん伸びる根」は細かく砕いたビール酵母を「グルカン断片」の代わりに処理し、作物に「病気にかかった」と判断させることで、作物が本来持つ病害への抵抗性を高めると共に根の伸長を促し、吸肥力の向上、光合成促進によって収量の増加が期待できます。
作物の育苗初期から収穫時期まで継続して使用することにより、効果を発揮します。
1. 「ぐんぐん伸びる根」を散布または潅水する。
2. 主成分である「β-グルカン」が、植物に対して「病気に感染した!」という刺激を与え、
植物が本来持っている力を活性化させる。
3. 「オーキシン」の合成を促し、植物の根は活性化され旺盛に繁茂し始める。
4. 根が活性化すると養分吸収が旺盛になり光合成が促進され、植物の成長や栄養の蓄積が
行われるようになる。
5. 光合成が進むと葉面の葉緑体が増加し、光合成は安定してくる。
一方で「オーキシン」に抑制されていた「サイトカイニン」は最適な量で合成される。
この「サイトカイニン」が分げつ促進や地上部の形成に寄与する。やがては可食部の肥大が
促される。
結果として「ぐんぐん伸びる根」は植物の免疫力を向上、成長を活性化させ、植物を健全に
生育させることで増収効果を上げることができます。
保証成分量 農水省登録;生第104796
りん酸全量 5.0 (内、水溶性りん酸 4.8)
加里全量 4.0 (内、水溶性加 4.0)
ぐんぐん伸びる根の使い方
施用量の目安
葉面散布;1000倍希釈
潅水処理(流し込み);原液200ml/10a 土壌潅注の方が一般的には効果的です。
ご使用上の注意
○よく振ってからご使用ください。○土壌水分が十分あることをご確認ください。水分が不十分な時は、本剤ご使用前日に潅水されることをお勧めします。
○アルカリ性の農薬、石灰硫黄合剤、ホルモン剤、酸素供給剤(過酸化水素水等)との混用はおやめください。
○希釈した液は、その日に使い切ってください。
○果実類については、生理落果前の散布はおやめください。
○飲料用ではありません。誤飲のないようご注意ください。子供の手の届かない場所に保管してください。
○目に入らないようにご注意ください。目に入った場合は、すぐに水で十分に洗い流してください。
○開封後はキャップを閉じて、直射日光を避け、冷暗所に保管してください。