「グリンナー 2L」
農作物、樹木、芝、茶樹、花卉などあらゆる植物に使用できるコーティング剤。
旧農薬登録第13445号品と同じ原料・製法により製造されています。
グリンナーのはたらき
雨、風、砂塵、乾燥、寒気、様々な傷から植物体を優しく強力にガードします。形成された皮膜は、手でこすっても、降雨でも剥落しません。
光合成に必要な光の透過を妨げません。
植物体の生命維持に最少限必要な、ガスや水蒸気の通過は妨げません。
グリンナーの使い方
?容器をよく振ってから必要量をを取出す。?水で所定濃度に希釈し、よく混和する。
樹木の移植には5倍希釈。
水稲、芝などには10倍希釈。
そ菜の苗などの軟弱物には15倍希釈。
複数回散布する場合や、軽度の保湿(蒸散抑制)の場合は、それぞれ10倍希釈、20倍希釈、30倍希釈でも可。
?できるだけ使い切り、散布液の貯蔵は避ける。
?細かな霧の出る噴霧器を用いる。
?葉面に水滴のある場合、降雨や降雪の直前、高温時、強風時の散布は避ける。
?散布ムラの無いように葉の表裏および枝・幹にも、丁寧に散布する。
?散布後完全に乾燥するまでは、散布面に触れない。
?噴霧器および容器類に付着したグリンナーは、乾燥して皮膜形成される前に、よく水洗する。特に噴霧ノズルは、膠着して穴が詰まることがあるので十分水洗する。
グリンナー被覆への期待効果
【気孔及びクチクラ層からの蒸散抑制に起因する効果】蒸散抑制による移植・定植時の萎凋防止
蒸散抑制による移植・定植直後の活着促進
蒸散抑制による生育時の干害防止
蒸散抑制による生育時の成長促進
蒸散抑制による生育時の新芽開序の早期化
蒸散抑制による生育時の着花促進
蒸散抑制による生育時の果実肥大化促進
蒸散抑制による生育時の徒長防止
蒸散抑制による生育時の潅水量節減
蒸散抑制解除後の突発的蒸散促進
【植物体への直接作用による効果】
形成被膜による移植時の傷み防止
形成被膜による霜・雹・寒波からの傷み防止
形成被膜による病虫害等からの防護
形成被膜による種苗の安定保存
形成被膜による強風からの傷み防止
形成被膜による台風等からの潮(塩)害防止
【その他の効果】
他の薬剤の展着助長(農薬撒布回数の削減)
収穫物の鮮度保持
【植物体地下部及び栽培土壌への作用】
作物の吸水量の削減<根部での被膜形成>
土壌の特殊団粒形成<土壌の固着>
◆グリンナーは、農薬でも肥料でも特定防除資材でもありません。
※グリンナーは昭和32年発明特許取得以後あらゆる植物に使用されておりましたが、樹木・茶・水稲・きゃべつ・なす・きうり等に対する比類なき蒸散抑制作用を評価され昭和50年に農薬登録いたしました。然しながら我が国の諸環境の大きな変化により平成23年予定の農薬登録更新を行わず登録廃止いたしました。
今後は使用範囲・使用方法の規制はなくなりますが、農業用資材としての法令を遵守し、安全に留意され、使用者責任においてご使用願います。