「日農ビシット粒剤17」
10aあたり使用量3kgの水稲除草剤。
ノビエ3葉期までの、初中期一発処理剤です。
有効成分
シハロホップブチル…0.60%
テニルクロール…0.70%
ベンスルフロンメチル…0.17%
使用方法
上手な使い方
移植7日~14日後に散布する事をお勧めします。注意事項
・雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエの3葉期までに時期を失しないように散布する。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にフレが出るので、必ず適期に散布するように注意する。ホタルイ、ウリカワ、ミズガヤツリは2葉期まで、クログワイ、オモダカは発生始期まで、ヒルムシロは発生期まで、セリは再生始期まで、アオミドロ・藻類による表層はく離は発生前が本剤の散布適期である。
・散布に当たっては水の出入りを止めて湛水のまま田面に均一に散布し、少なくとも3~4日間は通常の湛水状態(水深3~5cm程度)を保ち、散布後7日間は落水、かけ流しをしない。
・苗の植付が均一となるように代かきをていねいに行う。未熟有機物を施用した場合は特にていねいに行う。
・クログワイ及びオモダカに使用する場合には、必要に応じて有効な後処理剤との組み合わせで使用する。
・下記のような条件では薬害が発生するおそれがあるので使用を避ける。
1.砂質土壌の水田および漏水田(減水深2cm/日以上)
2.軟弱な苗を移植した水田
3.極端な浅植の水田及び植付不良で根が田面に露出している状態
・梅雨期等、散布後に多量の降雨が予想される場合は除草効果が低下することがあるので使用を避ける。
・散布後、数日間著しい高温が続く場合、初期生育が抑制されることがあるが、一過性のもので次第に回復し、その後の生育に対する影響は認められていない。
・いぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害する恐れがあるので、これら作物の生育期に隣接田で使用する場合は、十分注意する。
・とうもろこし、食用びえ、ソルガムなどイネ科作物の生育を阻害する恐れがあるので、散布水田の水田水をこれらの作物に灌水しない。
・使用に当っては使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合や異常気象時は病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。