サンヨールの特徴
・野菜、花卉等のうどんこ病、べと病、灰色かび病、葉かび病及び白さび病・褐斑病に優れた効果を発揮します。
・サンヨールの殺虫機構は本剤が界面活性系の成分に付き、虫体の気門・気孔を閉塞して窒息死させる為、抵抗性が生じ難い特性があります。
・いちごうどんこ病苗株の浸漬処理により、定植後のうどんこ病の防除が簡易になります。
また、いちごの本圃でも使用できる有機銅系殺菌殺虫剤です。
・果実、花及び葉に対し汚染がなく、新鮮さが増し、薬害が少なく、人畜に対する毒性も極めて低く、訪花昆虫に対して無害です。
・展着性が大変良いので作物及び菌体に対して、強く付着し、よく浸透します。
・耐性が生じた他剤と本剤との混用により、相乗作用を発揮して薬効が増します。
・主剤は化学的、物理的に安定しているため、保存がききます。
適用病害と使用方法
2010/02/01現在の登録内容
注意事項
ハウス又は露地栽培で高温時の場合に葉の変色等の薬害を生じるおそれがあるので、その場合は使用をさけてください。
多湿下の施設内で使用する場合は、散布した薬液が早く乾燥するように通気性をよくして散布してください。
いちごの灰色かび病防除に使用する場合多発時には効果が劣ることがあるので、発生初期に予防的に使用してください。
いちごの苗浸漬に使用する場合、根を露出した状態では薬害を生じるので、ポット苗(ポットをつけたまま)以外に使用しないでください。
スターチス、パンジー、ペチュニア、プリムラに使用する場合、花弁に変色症状等の薬害が生じるので開花中は使用しないでください。
適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
誤飲などのないよう注意してください。
誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当てを受けさせてください。
本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当てを受けてください。
眼に対して刺激性があるので、眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
皮膚に対して刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
薬液調製時及び使用の際は保護眼鏡、農薬用マスク、不浸透性手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。
作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換してください。
作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
街路、公園等で使用する場合は、使用中及び使用後(少なくと使用当日)に小児や使用に関係のない者が使用区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払ってください。
※ たばこに使用する場合は、日本たばこ産業株式会社の指導を受けてください。